夢はつづいていく

サマステジャニーズキングダム 廉ストトラ公演、あつくてちょっとあめがつよい夏だったなあ

Going!でのあらちかパート、いつもは人がひとり入れるか入れないか、絶妙なキョリ感で並んでいるふたり、最後だけ、右足と左足のそのキョリはほとんどそのままに、宮近くんが顕嵐くんの肩を抱きよせて、あたまごっつんこしちゃって、顕嵐くんが宮近くんをつんつんするように手を向ければ、宮近くんが照れて離れ、ふたりは反対方向へあるいていく、なんともよくできた、不自然さのかけらもないやじろべえがふたつ、みたいな動きで、すごくきれいだった。

そこにどんなおもいが乗っていたかなんて、知る由もないしわかるはずなんてないけれど、ふたりの笑顔は本物であることだけは確かで、ものすごく曲に合ったカラッとしたふたりの笑顔があって、今までの19公演に比べるとイレギュラーかもしれないけれど、ふたりにとってはレギュラーだったような、そんな最後のGoing!。

 

Ho!サマーの最後、みゅうとくんと宮近くんはハイハイちゃんと上のステージでいつものように楽しそうに踊っていたのだけど、曲が終わる前にふらっと顕嵐くんがステージの下にやってきて。

そうしたら上にいたみやちかくんが、(あらん!!!!!はやく!!!!!こいよ!!!!!)って、すべり台とかジャングルジムの上から、今ならすっげーいい景色見えるからはやくこいよ!!!!!って誘ってるおとこのこみたいに、左手をおもいっきりぶんぶん、ぶんぶん振って、お顔は最高にはしゃいで呼んで。それを見た顕嵐くんはすぐすたたっと階段を駆け上がって真ん中でポーズをキメて。そのあとそれはもう無邪気にきゃははって、いえーいって、笑いあっていて。はぁ、これを見せられるかあって。

ダブルアンコのあと、並ぶときに、MCではグループの端と端にいたふたりが、真ん中側の端にぎゅっと寄って。みやちかくんが顕嵐くんの背中に手を回して、お疲れさまって言って、顕嵐くんは前を向いているみやちかくんの横顔にむかってちょっぴり顔をゆるめて、でもちょっとキリッとして、うんってうなずいて、ふたりしてキラキラしたやさしいお顔で前を向いて。幕が降りる直前くらいに急にばっと顔を見合わせて、きらっきらの笑顔で顕嵐くんに話しかけているみやちかくんがいて。それで幕は完全に降りて。物語は終わらないまま、ぱたんと閉じられてしまったようなきもちで。はーーーーなんてずるいふたりだよ………でも、ずるいけど、いつもどおりの、ふたりで。

 

 

It's BADおわりに、Next!すとーんず!っていうみやちかくんはきらっきらでうるっうるのおめめで、EXの天井を突き抜けてどこかとおくを見上げて、トラビスとステイシーに毎回、9人で踊れました!って報告しているくらいに、とってもよいお顔をしていたし

パフォーマンス中のみやちかくんのセリフを後ろでとっても楽しそうに堪えきれずに笑ってるあらんくんがいたし

あらんくんがしゃべるとちょっと心配そうにのぞきこんだりして、すぐにフォローにはいるみやちかくんがいて

ワイハで、あらんー!あらんの真似ー!ってあらんくんに振るみやちかくんと、まじかおれかって下を向いてちょっと焦ったように笑うあらんくんがいて

あらんくんの振りをとってもやさしいお顔でのぞきこんでたのしそうに真似しているみやちかくんがいて

太陽のあたる場所で北斗くんにお姫様抱っこされたあらんくんの足がみやちかくんのお顔の前に降りてきて、あぶな!って一瞬だけ怪訝そうなお顔しても、愛おしそうにやさしく、でもやれやれって感じにあらんくんの足をもってあげちゃうみやちかくんがいて

あらんくんは、とってもていねいに、たのしそうに、いきいきと、堂々と、とらびすじゃぱんの阿部顕嵐でいてくれて。

みやちかくんは、なんだかさみしそうに、でもとってもやさしくわらっていて。こころはちょっぴりないているような、でもわらっていて。なんでそんな顔でわらうのってわたしがくるしくなったり。スパノバで抑えきれない情熱を暴れさせてるみやちかくんを見て、他にいろんなものを抑えてるんだろうなっておもうとわたしが泣きそうになったり。

 

 

なんでこんな未来がきてしまったんだろうって、思うこともあったけれど、なんだかそれはちがうなあっておもって。

あらちかは、いつでもあらちかだったけど、2015年のあらちかはものすごくあらちかとしてつよく生きてくれたとおもっていて。二度とお前離さないの春、ずっとふたりで生きていこうの夏を、最高の季節をふたつも、つくってくれたんですよ、秋も冬もずっとではないけれど、一緒だった。年が明けても、一緒だった。それでもこうなってしまうって、もう誰にもどうしようもなくて、お手上げでしかなくて。この夏を与えてくれて、ありがとう、なんだよね、きっとね、

あらちかは間違いなくつよくてなにかを見据えていたような気がして。あんなに素敵な2015年をもってしてもだめだったんだなあ、ってすこしかなしいけど、ふたりがふたりのやり方でふたりの世界をつくってきたから、わたしは今までに1ミリも後悔なんてないし、甘んじて受け入れる覚悟を、わたしだってしなきゃいけないな〜って。

久しぶりにネバアゲを見て、ふたりがネバアゲを残してくれて、よかったなあってこころの底からおもうんです。過去、現在、未来を、それぞれおもって見て、聴いても、無限の可能性があるあらちかのネバアゲ、やっぱりこのふたりは天才だよなあって

顕嵐くんがもっともっと輝けるステージがあるなら、そこに向かうべきで、顕嵐くんが行くなら間違いない。もし叶うならば、ゴールと新たなスタートが、また一緒になればいいなあ。宮近くんも必ず今よりも、もっともっと素敵にかがやくから!

 

1年半前くらいに5人を手放して、でも顕嵐くんと一緒なら大丈夫っておもっていたけど、その顕嵐くんをも手放す日がくるなんて、あの日にはおもってもいなかったけど、そういう覚悟を、またする日がきたんだなっておもうし、そういう覚悟ができて、掴んでいた手をすっとゆるめてしまえる自分はすこし聞き分けがよすぎるかなってさみしくなったり…

でも本当になんの根拠もないけれど、すっごい自分に言い聞かせてるだけかもしれないけれど、いつか、また顕嵐くんと宮近くんの道は近づいて、同じ方向を向いて寄り添ってあるく日がくるんじゃないかって信じられてしまうんだよなあ

 

今はあの日の意味も、こたえも、確かなものはなにもないけれど、もっと時間が経ってこたえがもらえたときに、この長いことばたちにも意味や色がついて、そうかあ、そうだったんだなあって、わらえたらいいなあ

 

 

 

ふたりがわらった代わりにたくさんのひとが流した涙が、いつかの明日を変える涙でありますように。