はこのかけら

 

湾岸の薄暗い通路をあるいて、たどりついたらいつもの素敵な景色が見える、オーシャンビューのステージが出迎えてくれてね

とらびすじゃぱんの光が飛び散るのをステージが待ってくれていて

 

 

今年のクリエでね、最年少が、おれレリバンの、バーン担当なの!って無邪気に報告してくれて、ちょっと歌って!ってみんなにサビ歌わせてあのドヤ顔でバーン!を言って、バーン!のために直前は歌わずに外してますって、教えてくれて。バーン!にかける純粋な最年少の思いがまぶしくてだいすきだったんだ

湾岸で聴いたレリバンには、バーン!がなくて、物足りなくてさみしくてわたしの頭の中で朝日のバーン!がこだましていたよ、でもね、だれかがバーン!を言わずに、最年少の大切なバーン!を、空白のままのこしておいてくれた、5人のやさしい選択がうれしくて。さみしくてうれしかったよ、レリバン

 

T.A.B.O.Oのラップの順番とか、イツバのフォーメーションとか、いろんなことに胸が、きゅっとして、どきどきして

イツバのフォーメーション、帝劇では6人になって、フォーメーションどころじゃないのかなって勝手にかなしくなっていたから、またあのフォーメーションをみれることがとってもうれしくて

メンバーが減ってしまうと守りたくても、どうしても守れないものがでてくるのかもしれないなあって、おもったりしていたけど、今までのものを守っていけるし、あたらしく守れるものがふえていくって、とっても素敵なことだなあって、おもっているよ

 

 5人 という形を単独の現場でしっかりと見せてくれたトラジャのやさしさが、本当にあったかくて心にしみたよ。9人の、8人の、7人の、6人の跡を、感じさせてくれてありがとう。
とらびすじゃぱんのやさしさを、思いを、セットリストのいろんなところから感じていたよ、みんなのこまやかなやさしさが詰まっていて、たくさん伝わってくるステージが、わたしはこの世界でいちばんだいすきです

きっと7人がそれぞれにいろんな思いを抱えたステージだったはずで、決まってから、初日を迎えるまで、公演を終えるまでもしんどいこともたくさんあっただろうなあ、とおもうのだけど、トラジャのつよさとやさしさに、わたしはいつも救われているなあ、とおもっているんだよ、いつもありがとう、のきもちでいっぱい。

 

 

去年の少年で、9人でshelterを歌ったとき、立ち上がれるさ〜のあとに、みやちかくんがあらみゅを送り出すみたいな振りと移動が、つよさと、かっこよさと、ほんのすこしの切なさがまじってだいすきで。

今回、あらみゅの位置が松松で、みやちかくんが松松を紹介して、お披露目しているみたいで。そしてげんげん みやちか まつく の並びに4年前(!)の姿を重ねてしまったりして。

なんだかいろんなものがシナプスのはやさでリンクして、時空が歪んできていたんだけど、みゅうとくんはわたしの後ろ上空に見学としてすわっていて、ステージには松松がいて、ああ、わたしがいま在る世界は、目の前に広がっているこのステージが在る世界なんだって、はっきりとおもえたんだよ、あの景色を見たときに。

 

 

本編最後の7人の夢ハリ、イントロからぞわあっと、鳥肌がたって。

間奏ののえんちゅ松松のタップが終わったあと、しめちかしずはいつものようにステッキを持ってきた、のだけど、松松のステッキはなくて、松松ははけていってしまって。

5人だけの、過去と別れを告げて 今ここでショーをして 明日はない覚悟して 今日を生きよう だったの、そこだけ、5人。

「今日を生きよう」で松松がステッキを持って立ち位置について、7人がステージにそろって、7人が顔を上げて前を見据えていて。

5人と、2人の物語が、7人で生きる物語になるのかもしれないって、確信に限りなく近いきもちになった瞬間だった。7人が、タータータッタンッ!ってタップして、ステッキをついて前を見据えたあのときに、7人の決意のようなものが波及してきて、こころが震えて。これがこたえなのかもしれないし、わたしはこれがこたえだとしても大丈夫だ、とおもったんだよ

 

「ねえ僕は誰を守りたい 僕は君を守りたい 誰か僕を助けて 守りたくて救われたい」ワンチャンスの中ですきの頂点を争うくらい、天才で、だいすきなパートだったんだけど。
このパートをひとりで歌ううみちゃんがね、もうすっごくまっすぐにつよくて、まぶしかったんだ〜ひとりでふたり分だったよ

守りたくて救われたいって、縋るようじゃなくて、守りたくて救われたい!!!!っていうまっすぐにパキッとした意志みたいで、キラキラしていて、もう、そうだね、守りたいし救われたいよね!大丈夫だよ!ってきもちになって。本当にたのもしくって、ついていこうって、おもって。みんなで守って、救われていこう!っていうきもち。

救われるって、どういうことなのか、どこに着地することなのか、よくわかってはいないけれど、でも、救われたいっておもうことって、そんなにわるいことではないのかな、とおもっていて。報われる ということは、外からの力が及ばないけれど、救われる ことは、外からの力が、微力かもしれないけれど、なにかを変え得るのではないかなあって、おもうから。本人たちはそんなことおもってもいなくて、どこかへ救われてほしいというわたしの勝手な願望なのだろうけど、みんなで守ることが、どこかへ救われること、あたらしいどこかにたどりつくこと、につながっていくといいなあ

 

本当に、湾岸のステージを見て、たのもしいメンバーが側にいてくれるから、きっと大丈夫って、うれしいんだ〜PGFの「きっと大丈夫 だから」をみてね、大丈夫なんだなあって、おもえたから。「大丈夫」と「だから」の間で、大丈夫がすとんっと落ちてきて。最後の大丈夫で、笑顔でうんって頷けたから、大丈夫!

こうやってとらびすじゃぱんは、大丈夫をステージの上からやさしく積み重ねてくれるから。ほら、大丈夫でしょ?大丈夫だよって、やさしくわらいながら手を引いてくれるから。こういうひとたちだから、わたしはトラジャがだいすきなんだよ

そして、短い時間の中で仕上げてきてくれた松松のふたりの、決意と覚悟の滲むダンスや歌、にこにこと客席をよく見て盛り上げてくれるその姿勢が、本当にうれしくて。あたらしい風を吹き込んでくれるふたりの存在に、とってもわくわくしているよ!

みんなの大切なとらびすじゃぱんを、みんなでまもってくれて、つよくしてくれて、ありがとう

 

 

 

 

もう、時計の針はチクタクタン と動き出していて

 

とらびすじゃぱんは、青山劇場で生まれた9人組のグループだったから。はこのかけらを、9人で分け合って、それぞれが持っているんだよね

どこにいたって、そのかけらはひかってるよ、わたしにはそう見えているよ

 

11月19日に、湾岸で生まれたとらびすじゃぱんは、7人組。新しいはこのかけらを、7人で分け合って、持っていて

5人は違うかたちのかけらをひとつずつ、持っていて、ふたつのかけらを持っているから、とらびすじゃぱんをつよく、導いていける力があるとおもっているよ

2人の持つかけらは、あたらしいパワーを生み出してくれるかけらだと、信じています、ようこそ!いろんな背景や歴史のあるこのグループに飛びこんで、一緒に背負う決意をしてくれて、本当にありがとう。一緒にすてきな時を刻んで、すてきな景色を見ていこうね

 

 

 

あたらしい、はこのかたち。

おめでとう、ありがとう

どんなかたちになっても、輝きつづける9つのかけらが大切で、だいすきだよ

そして新たに輝きはじめた7つのかけら、よろしくお願いします

レッスンのあとは、どんなすてきな夢がみれるだろう?